小学生もキーボード入力練習はやっておいたほうがよい
当教室ではキーボードタイピングの練習を重視しています。
理由は、プログラミングにおいて、正確で速いキーボード入力は必要なスキルだからです。
最近ではスマホやパソコンでも、音声入力を含むキーボード以外の入力方法は用意されていますが、プログラムを作る立場としては、まだまだキーボードからの入力がメインです。
近い将来、キーボードに代わる入力デバイスが出てくる可能性もありますが、現時点でその可能性にかけて「キーボード入力練習をしない」のは、(私自身の考えとしては)ちょっと時期尚早だと思います。
タイピングのような単調な練習は、小学生にとっては面倒くさいことだと思いますが、反復練習が重要なので、レッスン時には毎回タイピング練習の時間を設けています。
アルファベットのキー配置を覚える
キーボードタイピング練習としてまず最初にやるのが、アルファベット(A~Z)のキー配置を覚えること、です。
覚えるといっても暗記するわけではなくて、実際に手を使ってタイピングして「からだ」で覚えます。
その際に使っているツールは「スクラッチ」で作ったタイピング練習ゲームです。
ゲームと言っても実は単純に、アルファベットをAから順番にZまでタイピングするだけ、ですが、タイピングにかかった時間を測っています。
タイム目標は、年齢に関係なく、10秒以内。
今のところ、通っている小学生は小学3年生~6年生ですが、みんな最初は1分以上かかったりしますが、何回かやるうちにあっという間にタイムを縮めて、すでに10秒切っている子も何人かいます。
今のところ、一番速い子は7秒台。小学3年生で、最初は60秒程度かかっていましたが、2カ月ほどで7秒台まで到達してしまいました。
アルファベットの次は、「50音タイピング」、そして「ホームポジション練習」に進んでいきます。